「仕事がツラいから脱サラしたい」
この気持ちだけで突き進むのは 大変危険 です。
今回は
現実逃避での脱サラが危険な理由と、それを避けるための「夢」か「逃げ」かを判断するチェックポイント
について解説します。
1. 「夢」と「逃げ」は誤認しやすい
「誰もが仕事でやりたくない事を日々やっている」
「ツラくても我慢して働き続けなければいけない」
本当にそうでしょうか?
人生において大半の時間を費やす活動「仕事」
思考停止でツラい状態を耐え続けるのは機会損失になり得ます。
仕事のために自分の精神を擦り減らして得られるものは
「会社の発展」であり、「人生の充実」ではありません。
多くの人は、死の間際に「自分のやりたいことをやらなかったこと」を後悔するそうです。
だからこそ、脱サラをする人生について一度は考えたことがあるかと思います。
実際に行動に移す場合には、それが「夢」「逃げ」どちらが根底にあるのか知ることが必要です。
2. 現実逃避での脱サラは成功しない
脱サラを成功させるためには
・綿密な市場調査,ニーズの把握
・自己分析(強み・弱みの把握)
・中長期的な経営戦略
を考えたうえで成功の見込みがあるかどうかを慎重に検討する必要があります。
ところが「会社を辞めたい」という気持ち をスタート地点に検討を始めると
<辞めることありき>での検討になりがちです。
すると、多少計画が荒くても脱サラ決行という判断を下してしまいがちです。
脱サラ検討において「感情」を介入させてはいけません。
人は感情の生き物だからこそ、事実と根拠を基にした冷静な判断が必要です。
3. 勤め先がイヤなだけ、それなら「脱サラ」ではなく「転職」
単純に仕事がイヤでツラいのであれば、選ぶべき選択肢は脱サラではありません。
自分に合う職場を探すための転職活動を検討すべきです。
過度のストレスを受け続けると体に良くありません。
ですが、逃げの姿勢での脱サラは「辞めた時点で目的達成」となります。
すると、起業した場合の最低限の目標である
「必要最低限の生活費を稼ぐ」
モチベーションを上げるのに苦労することになるでしょう。
4. 「夢」と「逃げ」を見分けるチェックポイント
本当に自分がやりたい事を叶えたいだけなのか?
仕事がイヤなだけなのか?
この違いを判断するのは非常に難しいです。
(私もその判断がなかなかできなかった一人です)
見分けるポイント3つ
1. 雄弁に夢を語り続けられるか
2. 仕事がツラくない時期でも「仕事を辞めたい」と思えるか
3. 時期によって「やってみたい」「やらなくてもいい」の間で揺れてないか
「逃げ」の場合には、会社を辞めることが目的なので脱サラする内容について語ろうとしても中身が薄い傾向があります。
夢を雄弁に語れるかどうか、脱サラを達成するための最低条件です。
また、仕事をしていると忙しい時期と比較的余裕がある時期があると思います。
忙しい時期のみ「脱サラしたい」と思うのであれば、逃げである可能性が高いです。
寝ても覚めても起業したい、それが脱サラには必須のマインドです。
そもそも「やらなくてもいい」と思う時期があれば問題外。
辛い仕事からの現実逃避の可能性があります。
まとめ:「本当にやりたい事なのか」何度でも自問すべし
「夢」と「逃げ」境目は本当に曖昧ですが、これらは似て非なるもの。
自分はどちらの思いで脱サラを考えているのか、常に自問自答し続けましょう。
その結果、逃げの姿勢であることに気づいた場合でも、脱サラすることは可能です。
そのためには「逃げ」のマインドから「絶対に夢を叶える」というマインドになるよう自分のメンタルを鍛えることです。
自分の人生、どういう選択をするかは自分次第。
それが周りの外乱によって判断を迷わされるタイミングがたくさんあります。
まずはその事を意識して脱サラの検討を進めていきましょう。
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