様々な角度から検討した結果、
<マイナーな業界探しに行き詰った>
こういう方は「事業をするエリア」について考えてみると突破口が見いだせるかも知れません。
この点について解説します。
1. エリアによって埋もれているニーズが違う
どのエリアで事業をするかは、事業の成否を左右する重要な要素です。
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一度検討して「うまくいかない」と判断したものについても
「エリア変更したら、うまくいきそうな見込みが立った」
となるかもしれません。
なぜなら、埋もれているニーズは地域によって違うことがあるからです。
地域的な特性で需給バランスが崩れているような要素が見つかれば、
<その地域ならではの問題を解決できる貴重な存在>
となれるかも知れません。
2. エリアによってはマイナーな業界になり得る
「自分がやろうとしている事業内容、ありきたりかも」
そう思う場合にもエリア変更について考えてみましょう。
ある特定の地域では、その事業に対する需要を満たせていない可能性があります。
県をまたぐ、もっというと全国各地のエリアで検討すれば道が拓けるかも?
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3. 市場調査の必要性
どのエリアで事業をするか検討するうえで、市場調査は欠かせません。
候補地を何か所かリストアップして、以下の各項目について調べましょう。
・見込み顧客数
・埋もれているニーズ
・同業者の数
・同業者の得意領域
・その他地域ごとの特性
これらの項目を 中長期ビジョン含めて 考えることが大切です。
たとえば出店エリアにバイパス道路ができれば、目の前の道路の人通りが激減するリスク。 いくら現状のベストだと思っていても将来的に事業を取り巻く環境は変わるのです。
市場調査の段階で未来の変動要因・可能性を知ることができればリスク低減につながります。
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4. 自分の持つシーズをどう活かすか
自身の持つ商品・サービスの素となる技術・ノウハウである「シーズ」。
エリア選定と合わせて再度洗い出してみましょう。
マニアック過ぎてニーズを生み出せないようなシーズであったとしても、エリアを変えれば活かせる可能性があります。
それがライバルが持っていないマイナーなものであれば尚良しです。
「エリア変更 + シーズの洗い出し」
相性のいい検討方法なのでオススメです。
5. 見込み顧客が多い = ライバルが多い
対象エリアを広げた市場調査をする中で「見込み顧客の多い有望な事業」だと判断できた場合でも油断はできません。
ライバル(同業者)の問題です。
世の中の真理ですが、オイシイ場所には必ず相応の権力者・先行者がいます。
エリア変更して馴染みの土地を離れること自体がリスクとなるので、真っ向勝負は避けましょう。
この場合にオススメなのが「複数の強みを掛け合わせて差別化を図ること」です。
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まとめ:事業内容によってベストな選択肢は違う
マイナーな業界探しを目的としたエリア変更。
有効な手段であることについて解説しましたが、事業内容によっては全く当てはまらないこともあると思います。
ですが、エリア変更という選択肢が頭の片隅にあるだけで視野が広がります。
ご自身の持つシーズを活かせる場所で個人が「マイナーな業界」というアドバンテージを活かす。
フリーランス・個人事業主の皆さまの未来が明るいものになりますよう祈っております。
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