大企業を脱サラして、まず感じたことは
「全ての決定権とそれに伴う責任は自分の手の中にある」
このことを
・楽しい、嬉しい
・ストレスフルだ
どちらの気持ちになるかによって、サラリーマン向きのタイプなのか事業家タイプなのか分かれます。
これはどちらが優れているという話ではなく、向き不向きがあるため人によって感じ方が違うというだけです。
決定権が全て自分にある事がストレスと感じるタイプであれば、脱サラは止めた方がいいです。
もし「楽しい、嬉しい」と感じるのであれば脱サラを検討する価値は大いにあります!
自分に決定権があるメリット
1. 自由に動けないというストレスが無い
サラリーマンをやっていると、自分の仕事に対する信念を考えると「やりたくない」と思うことがありますよね。
色々あがいてみるけど、結局は「上からの命令だ」というキラーフレーズでジ・エンド…
人生の中で多くの時間を割くものである「仕事」において、自分のやりたい事に挑戦しづらいのはストレスです。
もちろん、やれない事もないけど多くの上司や他部署と調整・プレゼンしてやっと挑戦できる。
このストレスは私にとってサラリーマン時代にストレスとして重くのしかかりました。
脱サラすると、このようなストレスとはサヨウナラ。
周りを説得していた時間は全て、目標を叶えるために充てることができます。
2. 途中で「やめる」という選択肢ができる
仕事をしながら、「これやる意味ある?」みたいな場面に遭遇することがあります。
そんな時でも「うちの会社はこのやり方だ」「周りに合わせろ」といった理由により続けざるを得ない事があります。
(大きな所帯の企業ほど、その傾向が強い)
そういうシチュエーションでも、自分に決定権があれば「やめる」という判断・決定ができるのです。
3. 達成感をより感じられる
仕事で大きな成果を出した喜び、最高ですよね。
そんな日には帰りにビールでもグイッといきたくなります。
その喜び、自分に決定権があれば より大きくなります! 普通のビールが「悪魔的」に変わります(笑)
自分に決定権があるデメリット
1. 決めたことが全て自分の責任となる
「自由と責任は必ずセットである」これは紛れもない事実です。
サラリーマン時代、事業所のトップの方に「自分で方針を決めるのって楽しそうですね」と聞いたことがあります。
(当時入社3年目、今思えば割と失礼な聞き方です…反省。)
その方は 「もしその判断を間違えたら、部下たち皆に責められているような気持ちになって相当なストレスだぞ」 と笑いながら答えてくださいました。
2. 暗中模索になるとツラい
事業をやっていると、好調・不調の波がどうしてもあります。
順調な時には「選択肢5つ、正解ルート5つ」みたいな状況さえ起こり得ます。
こういう時は仕事も更に楽しくなり、最高の好循環が生まれます。
ただ、一度不調のルートに入ってしまうと大変なんです。
何をやってもうまくいかない、そうなると自分の能力の低さを疑ってしまいます。
こういう時にも折れない心が必要です。
まとめ:良い決定を下すために必要なこと
自分が下した判断が正しかったのか、それが分かるのは結果が出てからのみです。
頭の中でのシミュレーションでは成功間違いナシだった事でも予想外の結末に終わることもあります。
理由は「外部要因」です。
景気や同業者の動向・業界環境の変化などにより、自分のした判断に大きな影響を与えます。
この影響は大きく、また予想が難しい。
これらに対する最も効果的な解決策は「勉強し続けること」です。
・経営、経済
・マーケティング
・プレゼンテーション
・社会心理学
・歴史、兵法
・会計、ファイナンス
これらを勉強すれば、ある程度の外部要因について予測を立てられるようになります。
未来を予測するうえで個人的にオススメなのは「歴史」です。
人類には500万年の歴史がありますが、人間は感情の生き物であるが故に歴史の中で同じような過ちを何度も繰り返しています。
過ちを犯した理由・心情を探れば、今後人類がとるであろう行動の傾向が見えてきます。
歴史を勉強すれば、未来が見える
これは私がフリーランスとして8年生き残っている中で最も大事にしている事のひとつです。
別に各ジャンルを全て深くまで勉強する必要は無いとは思いますが、各分野の基本的な知識を広く知っているだけで「自分に決定権があるデメリット」が大きく軽減します。
起業するなら、誰よりも勉強に励む。
脱サラして生き残るためには絶対に必要です。
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