マーケティングにおいて「取引相手・お客様に覚えてもらうこと」は重要です。
私はプロの大道芸人・ステージパフォーマーとして日々生計を立てているのですが
「見た目だけで認知されること」が重要となっています。
このことを他の業種に対しても活かせないか、解説致します。
人の印象に関する研究、メラビアンの法則
いくらハイクオリティな商品・ノウハウをもっていても、お客様が必要だと思った時点で
「そうだ、あの人にお願いしよう」
そう思い出してもらえなければ意味がありません。
「メラビアンの法則」という心理学の法則があります。
この研究によると、情報が相手に与える影響について、言語・聴覚・視覚という3つの情報から判断しており
・言語 … 7%
・聴覚 … 38%
・視覚 … 55%
という割合で影響を与えると仮定しています。
これら3つの情報が矛盾している場合には、視覚から得られる情報がもっとも重視されます。
つまり、相手が自分に対してどういう判断を下すか迷った場合には「視覚」が最も大きな影響を与えることは覚えておきましょう。
自分が相手に与えたい印象について視覚から得られるジェスチャー・表情・服装を整えることで、ある程度コントロールできます。
大道芸人は衣装が大切、他の業種では?
大道芸人として活動するうえで、観客に対し衣装が与える影響は大きい。
コミカルな芸風のパフォーマーがスマートな衣装をしていると、衣装が邪魔をして笑いを取りづらくなります。
(そういうギャップを狙う高等テクもありますが…)
ジェスチャー・表情・衣装の方向性を合わせることで、言葉を使わずとも寄せの段階から
「自己紹介」ができるのです。
また、目立つ衣装を着ることで相手にインパクトを与えることもできます。
パフォーマーはインパクト勝負!
ショーを観たあとSNS等で検索してもらえる可能性が上がります。
もちろんインパクトを与える奇抜さを他の多くの業種で求めるのは無理があります。
服装・制服が「権威付け」の効果をもたらしていることは間違いないからです。
だからこそ、オンリーワンの奇抜さを狙うことでインパクトを与えることができる可能性があります。
一度検討してみるのも悪くないかも知れません…
(もし失敗しても、当ブログは責任をとりません)
ステージ上と日常、適正な服装は変わる
衣装・服装が与える影響の強さは、TPOによって変わります。
パフォーマーの場合、ステージ下で平凡な衣装をしていると違和感を与えることはありません。
しかし、その服装のままステージに上がると「地味だな」という感覚を観客にあたえます。
その逆もまた然り。
例えばスーツでビシッとキメないといけない業界にいたとしても、少しふざけても良さそうな交流会などで
「ちょっとだけ目立つ私服」
にするだけで、スーツ時とのギャップで相手に強い印象を与えることができるかも…?
(もし失敗しても、当ブログは責任をとりません〈2回目〉)
相手に認識してもらいたいワンポイント
さすがにインパクトを与えるような服装はちょっと…
そう思う方はネクタイやアクセサリーなどのワンポイントに変わった個性を入れるのもアリです。
変わっている部分が相手の目にとまり、それが話のネタになれば目的達成です。
視覚情報に加えて会話による言語情報も加わると、相手により強い印象を与えることができるのです。
(もし失敗しても、当ブログは責任をとりません〈3回目〉)
色の与える印象
「どの色を選ぶか」
衣装の種類・形以上に大きな影響を与えます。
私は色の専門家ではないので、この点については他の方に譲りますが…
パフォーマーやっている経験上、暖色系は明るくて楽しい印象を与え、寒色系はクールでカッコいい印象を与えると感じてます。
自分の与えたい印象に合わせ、自分を表すイメージカラーを決めてしまうのも効果的です。
私はパフォーマーとして「黄色・黒」をイメージカラーにしてます。
・衣装
・道具
・愛車
全て黄色で統一しております。
ファンの方からすると、黄色を見ると私を思い出す。
こういうイメージ戦略もお客さまに覚えてもらううえで有効な施策です。
まとめ:TPOをわきまえつつ、相手に強い印象を与えよう
衣装(服装)・アクセサリーなどに個性をもたせることで、相手に強い印象を与えることができることについて解説してきました。
この効果を取引先・お客様に与えることができれば、マーケティングに関して大きなアドバンテージを得ることができます。
TPOをわきまえ、相手に悪い印象を与えないよう注意を払いながら 最大限の成果をあげられるかもしれないので是非ご検討くださいませ。
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