メジャーな業界とマイナーな業界では戦い方が違います。
・メジャー業界 … 需要の掘り起こしができているがライバルの多い
・マイナー業界 … ライバルが少ないが需要の掘り起こしから始める
※参考記事
この話を更に掘り下げ、これらの違いを例え話で分かりやすく解説します。
更に、「マイナー業界で新しい需要を掘り起こす際の教訓8つ」についてもまとめました。
メジャー・マイナーの違いを「砂漠のオアシス」に例える
水の無い砂漠において「オアシス」の存在は大切です。
これをメジャー・マイナーの違いで例えると
<メジャーな業界> 先人たちにより既に多くのオアシスが掘り起こされており、多くのプレイヤーと奪い合う状態
<マイナーな業界>
プレイヤーは少ないが砂漠にオアシスが掘られておらず、イチから掘り起こす必要がある状態
メジャーな業界において必要なのは、ライバルからオアシスを奪い・守るために特化された能力
マイナーな業界に必要なのは、オアシスを掘り環境を整えるなど広い知識・ノウハウ
大切なのは、自分がどちらの業界に向いているか理解することです。
マイナー業界でのオアシスを掘る際の教訓 8選
マイナー業界でオアシスを多く掘りだすことができれば、ライバルが少ないため事業が安定しやすいです。
ですが、それにかかる労力と苦労は計り知れません。
それを 乗り越えるための心がけ・教訓 についてまとめました。
1. ゼロイチを生み出すという覚悟を持つ
砂漠で穴を掘ってオアシスを見つけ出す場合、手掘りでは大変。
まずは スコップなどの掘削道具を揃えるところからスタート です。
「売っているお店を探す」
「買うための資金を調達する」
「使い方を学ぶ」
使うまでのステップも多く、掘る前から苦労します。
ゼロイチを生み出すことは、見かけ以上に多大な労力を要することだと知ることが大切です。
2. 幅広い分野のノウハウを得るべし
穴を掘る前から道具の使い方や効率的な穴の掘り方・水脈の見つけ方のノウハウを知っていること。
これは大きなアドバンテージです。
「穴を掘る前 = やろうと決心したとき」
この時点から計画的に知識・ノウハウを貯めることを意識して行動しましょう。
3. 計画段階から作業は始まっている
「段取り八分」という言葉があります。
仕事に取り組む際、計画・準備など作業前の下準備をバッチリやっておけば「八割」は仕事が終わったようなもの。
具体的には工程表を作成して、目的達成までに必要なものや各項目にかかる時間を「見える化」することが大事です。
面倒くさがらずに計画段階に時間を割くようにしましょう。
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4. 他業界の方にもアドバイスを求めるべし(ニーズの把握)
他業種の方にアドバイスを求めると、自分の事業範囲の中では思いつかないようなアイデアが出てくるかもしれません。
視点の違う意見をいただき、広い視野を持ってオアシスを掘っていきましょう。
(計画段階・掘削段階の両方で必要です)
5. わかりやすい参考事例は少ないと知るべし
今自分が歩もうとしている道は、誰も歩いていないイバラの道。
当然参考になるような事例は少ないでしょう。
自分が道を切り拓き、ノウハウを確立する。
それができれば後発の事業者に対して大きなアドバンテージを得ることができるので踏ん張りどころです。
6. 失敗は成功に向けて必要なステップと心得よ
仮に失敗したとしても、自分の糧とするくらいのマインドを持ちましょう。
穴を掘って水が出てこなくても、また別の場所を掘ればいい。
「こういう場所では掘っても水が出ない」というノウハウを得られたのです。
この失敗は今後事業を成功させるうえでのケーススタディとなります。
ただ再起不能に陥るほどの大失敗はしないように、事前にリスク低減対策はおこないましょう。
7. 生み出すまで地獄、生み出せれば楽になる
夢のあることを言います。
自分でオアシスを掘ることに成功すれば「自分だけが知っている楽園」になります。
広告を打って集客を得るか、それとも自分だけの隠し財産にして水を販売するか。
どう活かすかは自分次第。
生み出すまでは地獄ですが、成功した自分を想像すればモチベーションUPにつながります。
8. 教育にもチカラを入れよ(中長期的視野)
マイナーだからこそ、人材が必要になる前から人材育成に取り組むべきです。
中長期で考えて人材不足に陥らないように注意しましょう。
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まとめ:オアシスを自分で掘ったという実績が大切
マイナー業界で新しい需要を掘り起こす際の教訓8つ について、詳しく解説しました。
自分でオアシスを掘る作業は労力のいる大変な作業です。
ですが、それを乗り越えれば自分の中に大きな自信が芽生えます。
どんな事業でも「苦しいスタートアップの時期」は必ずあります。
事前の計画は怠らず、モチベーション高く乗り越えていきましょう。
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