マイナーだからこそ人材育成に苦労する
脱サラを成功させるうえで、マイナーな業界というメリットは大きいです。
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ですが、人材育成に関してはマイナーであるが故にマイナス面が大きいです。
「ライバルが少ないこと = 育成する人材も少ない」
これが事実です。
今回は
・マイナー業界での人材育成が難しい理由4選
・マイナー業界で人材育成をするポイント3選
について解説します。
マイナー業界での人材育成が難しい理由3選
1. 業界の魅力が世間に広く知られていない
若者が将来の進路を考えるうえで最も重要なことは
「魅力的な業界であるか」です。
マイナーな業界では魅力を伝える機会が少ないため、新人の獲得に苦戦するのです。
これについては、学校の部活で考えてみると分かりやすいかと思います。 サッカー・野球などのメジャーな競技については子供のころから触れ合う機会が多い。 よって、必然的に魅力を感じる人の数が多くなり、新入部員の獲得に苦労せずに済みます。
マイナーであるがゆえの「知ってもらう機会」が限定されることは、人材育成に大きく影響するのです。
2. プレイヤー人口が少ない
その業界にいる人間が少ない場合、どうしても敷居が高くなります。
候補となる人材が少ないことはリスクです。
なぜなら、ノウハウを候補生に教えている最中に「やっぱりやめた」と決断して師匠のもとを去る可能性があるからです。
育成している人数が少なければ、育成プランが振り出しに戻る可能性が高くなります。
また、育成を開始する前の段階で、質のいい育成候補を選べないこともデメリットです。
「あきらかに向いてなさそうだなぁ」そう思っても、候補生の数が少なければ何倍もの労力をかけて育てるしかありません。
3. 育成方法が確立されていない
その業界がマイナーであるということは、従事している人の絶対数が少ない。
そうなると育成するためのマニュアルを作成するだけの経験・データが少ない状態です。
育成ノウハウが確立されておらず、教材も体系づけられていない状態での育成は非効率です。
マイナー業界で人材育成をするポイント3選
1. 中長期計画を立て、早めに動き出しておく
マイナーな業界で人材確保が難しいからこそ、人材育成のスタートは必要性が高まる前から十分すぎるほどの早さで始めましょう。
その工程は「起こりうる最悪のパターン」を基にすべきです。
人材不足になるのが思ったより早かった、まさか候補生が辞めるとは思わなかった…など様々なことが起こってもいいように綿密な計画を立てておきましょう。
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2. 業界に入るメリットを日々創り続ける
その業界に携わる者として、外部からみた魅力度が高まるように業界に新たな価値を創り出す努力を怠らないようにしましょう。
その際、ハリボテのような見てくれの魅力創出に注力するのは避けるべきです。
なぜなら、外部から見た印象と実際に内部に入ってからの実情が大きくかけ離れていると離職率が高まるからです。
実際に門戸を叩いた人が「入ってよかった」と思ってくれるような業界づくり、大事です。
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3. 同業者と協力して業界の魅力を発信し続ける
いくら素敵な魅力たっぷりの業界になっていたとしても、外部に発信しなければ意味がありません。
幸い現代社会ではSNSなどのオンラインでの交流が盛んです。
ネットを活用して、日々地道に発信し続けましょう。
その際、同業者と協力できるのであればチカラを合わせて発信するとより効果的です。
オンラインでもオフラインでも、魅力の発信方法の本質は同じ。
ニーズを捉えて愚直に取り組みましょう。
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まとめ:業界を長期的に発展させるためには人材育成が必要
以上、マイナー業界での人材育成について解説しました。
ご自身の業界をとりまく状況を日々しっかりと把握し、今だけを見ずに中長期的な人材育成計画を立てておきましょう。
マイナーな業界での人材育成、本当に大変です。
肝に銘じておきましょう。
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