あくまでも一般論ですが、起業してから軌道に乗るまで、平均で半年~1年ほどかかる といわれております。
脱サラをする上では最低でも向こう1年、できれば2~3年の生活防衛資金が欲しいところです。
私が脱サラした時の家計状況についてまとめました。
(あくまでも反面教師として捉えてくださいね)
貯金 :ゼロ
株式 :勤務先の持株会で購入 〇〇万円
退職金:自己都合だったので、〇〇万円
【脱サラ時の自己資金:120万円】
月々の支払いを考えると、どれだけ節約しても資金が枯渇するのは 半年後 でした。
軌道に乗るまでの平均期間を考えると、相当ギリギリ。
日々減っていく貯金、のしかかるストレスとプレッシャー。
人生をもう一度やり直す機会があるなら、しっかり貯金をします(笑)
資金の作り方については後日別の機会に譲るとして、これらのストレス・プレッシャーにどう立ち向かったのかをまとめました。
1. 起業している方に話を聞きに行く
サラリーマンのみ経験している場合、最初にぶち当たる壁が
「自分のチカラで、ゼロからお金を稼ぐ方法が分からない」
私はサラリーマン時代にショーの出演依頼を受けて出演料を頂いてましたが、あくまでも本業がある人間だったので大きな金額は頂いておりませんでした。
・自分の商品でお金を頂くというマインドの醸成
・価格設定、どのようにして決めたのか
・不安定な収入、どうメンタルを保っているのか
などなど…、様々な不安や疑問があると思われます。
解決方法は「起業している方に話を聞きに行く」です。
これらの悩みについて、既に起業している方々は乗り越えて来られた訳で、
経験に勝る知識なしです。
もちろん、お話を聞かせてもらううえで大事なマナーや心掛けがあります。
・相手の貴重な時間をもらっているという自覚と感謝の気持ちを持つ
→ 最低限のマナー、時は金なりです
・自分なりに本などで勉強をしてから聞きに行く
→ 教えてもらうべきは基本的な用語・知識ではなく、生きたノウハウ
・自分からもGIVE(ギブ)できることがないか考える
→ 知識くれくれ君になってしまうと相手の信頼を失いかねません
これらをしっかり意識したうえで、敬意を持って聞いてみましょう。
聞かれる方も頼りにされるのは悪い気がしないものです。
2. とにかく動く
自分が起業した事業、可能性があろうが無かろうが
<できることは全てやってみる>
ことが大切です。
この際、取引先1か所だけに頼らずに収益が上がるようにすることも意識しましょう。
1ヶ所の取引先に生殺与奪の権利を持たれるのは健全ではありません。
時には失敗することもあるかも知れません。
ですが、失敗したからこそ得られる教訓こそ財産となります。
休みなく動き続けることで、ストレス・プレッシャーを忘れることも繋がります。
3. 複業を検討する
昨今の目まぐるしく変わる社会情勢を考えると、今稼げる分野が将来に渡って安泰である保証は一切ありません。
むしろ一生安泰というものは存在しないと考えてください。
セブンポケッツ という言葉があります。
リーマンショック後のアメリカで生まれた言葉で、
「7つの収入源を持てれば安定した人生が送れる」という考え方です。
もちろん収入は大きく分けて、これら2つの種類があります。
・フロー収入(自分の労働力を提供して得られる収入) → 給与所得、お店の売り上げ、大道芸人の投げ銭など ・ストック収入(働かなくても得られる収入) → 家賃収入、株式投資など
フロー収入だと自分の時間に限りがあるため稼げる上限がありますし、ストック収入はある程度大きな資本を持っていないと収益が上がりません。
起業した段階でいきなり7つの事業をやることは自分のリソースを分散させることになり
「どの事業についても中途半端で終わる」ことになりがちなのでオススメできません。
ですが、事業を立ち上げるためには時間がかかります。
だからこそ、メインの事業立ち上げに合わせて別の収益の柱を増やす作業に一部リソースを費やすのもアリかも知れません。
まとめ: 休みが無いことを楽しむ
ここまでの話で分かる通り、事業立ち上げの段階では相当な努力が必要です。
脱サラするのであれば「2~3年は休みが取れない」くらいの覚悟を持つことも必要。
(やりたいことであれば、休みが無くても思ったより消耗しませんが…)
脱サラして起業するのであれば、リスクをゼロにすることはできません。
ですが、リスク低減は自身の努力によってできます。
これらに挑む覚悟ができるなら、脱サラを考えてみるのもアリかも知れませんよ。
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